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掲載内容一部抜粋
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内田会計グループ 代表 税理士 内田 佳伯
人材流動化の時代
4月に入り、暖かくなってきました。桜の時期となり、花見をされた方も多いかと思います。花見、という習慣はあまり諸外国では見られないそうですが、最近は桜の時期に合わせて訪日し、花見を楽しむ外国人も多くなっているそうです。自然を楽しむ日本の文化が、諸外国の方々にも受け入れられるのは嬉しいことです。
4月から新社会人になられる方も多くおられます。初めての社会人生活を、期待や不安をもって迎えているでしょう。与えられる立場の学生から、社会人として、仕事をして給料を貰う立場となり、貰った給料に見合った貢献ができるよう、仕事を覚えることに必死だと思います。
しかし、数年たって仕事を一通り覚えた頃になると、転職を考える人が出てきます。仕事や会社が自分に合わなかった、というケースもあるでしょうが、最近は最初から転職を前提として就職する人も少なくないそうです。インターネットを見ると、就職して3~4年目が転職の時期、といった記事が溢れています。実際、高卒・大卒ともに3年目までに新卒者の30%超が転職しているそうです。会社としては、3年かけて教育し、経験を積ませ、ようやく戦力になってきた頃に辞められるのは非常に辛いことです。
もちろん、会社側も転職されないように労働条件を整え、福利厚生も充実し、働きやすい職場を作ろうとしていると思います。しかし残念ながら新卒社員は他社を知らないので、今が働きやすい職場であることを気付かずに転職してしまうため、なかなか報われません。経営者としては釈然としない話ですが、そのような時代である以上、受け入れて適応するしかありません。テレビで転職サイトの CM が溢れているのを見て複雑な気持ちになりつつも、その転職サイトを使わなければ採用できない時代です。
人材が流動化している今、出ていく社員もいれば他社から入ってくる社員もいます。外国の方が日本の花見を楽しむように、外部から入ってきた社員が、自社の社風や文化に馴染んでもらえるよう、働きやすい職場を作るしかありませんね。