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掲載内容一部抜粋
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内田会計グループ 代表 税理士 内田 佳伯
仕事を通じて地域を元気に
3月となり、徐々に春らしさを感じられるようになりましたが、2月は記録的寒波が訪れ、厳しい寒さでした。北日本を中心に大雪による被害も出ています。長崎市では1月末から2月上旬にかけて「長崎ランタンフェスティバル」が開催されましたが、悪天候に見舞われ、例年の半数ほどの来場者数となりました。屋外型のイベントであるため、天候に左右されることは仕方ないとはいえ、関係する皆さんの落胆は大きかったようです。
長崎県はもともと観光業が盛んで、新幹線やスタジアムシティの開業などを起爆剤としてさらなる観光振興を進めていますが、観光業は天候や国際情勢など外的要因に左右されやすい面もあります。観光以外の産業としては漁獲量日本二位の水産業が有名ですが、漁業者の高齢化が進んでおり、将来の産業の軸となるのは難しいでしょう。二次産業では、長崎市や佐世保市はかつて造船の町として有名でしたが、造船業は中国や韓国など諸外国との競争に苦戦しており、縮小しています。最近は半導体関連の工場誘致に力を入れており、一定の成果が出ていると思いますが、長崎県経済を支えるにはまだまだでしょう。
現実的に、今後も当面は観光業が長崎県経済の軸となると思います。最近の取り組みとして、長崎市が観光と水産業を組み合わせて「さしみシティ」として長崎を売り出そうとしています。個人的には非常に面白いアイデアだと思っています。新鮮さが大事な刺身は他に真似されにくい独自のコンテンツになりますし、刺身とくればお酒ですので、長崎に行って美味しい刺身をつまみに酒を飲もう、という売り込み方ができれば、宿泊客も増えそうです。
このような話を書いたのは、3月が卒業シーズンだからです。長崎県は全国トップクラスの人口減少県であり、その大きな要因が若年人口の県外流出です。卒業後に県外へ就職する若者が多いのです。流出を食い止めるためにも、また一度は県外に就職した人が戻ってくるためにも、県内に「働きたい」と思う職場が必要です。内田会計グループも、業務を通じて地元の中小企業を元気にすることで、長崎を元気にするお手伝いをしたいと思っています。