将軍の日
当セミナーでは経営者の方に、多忙な日常業務から一旦離れ、この日だけは経営の事だけを考える為に、 丸1日、弊社セミナールームで缶詰になっていただきます。
そこで自社の経営環境の把握や内部分析を行い、現状の経営実績を踏まえて、事業を拡大するか、縮小するか、あるいは今の経営状況のまま 継続したら、5年後には資金状況や財政状態がどうなるかをシミュレーションし、自社の将来を考える 機会を提供しています。
今回ご参加いただいたのは、卸売業を営む企業の後継者A様(現専務・20代)です。
実際の参加理由から感想までご紹介したいと思います。
背景・目的
- 次期社長として、実務だけでなく経営全体を理解し、今後の方針を考えたい
- 売上が上がっているのにキャッシュが残らない状況を打破したい
- 自社の将来像をパターン毎に概略把握したい
実施内容
- 現状分析・将来計画の立案(業務都合を考慮し、2日間に分けて実施)
- 数値データを活用した経営状況の可視化
- 5年後までの数値シミュレーションと改善施策の検討(キャッシュ確保額をベースに逆算した売上高を目標値とする)
参加して良かった点(A様選択回答)
- 自社分析ができた
- 会社の課題が明確になった
- 財務に対する理解が深まった
- やるべきことが整理できた
- 複数の計画案をシミュレーションできた
- 業務改善のイメージができた
感想(A様要約)
- 数値を用いて会社の現状を深く理解できた
- 経営課題の把握と、改善・対策の必要性を再認識
- 特にキャッシュフロー管理の重要性を強く実感
- 長崎・九州エリアでの生き残りと成長のために、新たなビジネスモデルの検討も視野に入れていきたい
開催を通じて見えたポイント(弊社セミナーサポート役注目点)
現状、同社では経営理念がまだ明文化されておらず、現社長や専務が大切にしている価値観を初めて言語化する取り組みを行いました。専務は、「経営理念は自分一人で決めるものではなく、最後は苦楽を共にする従業員と一緒に決めたい」との強い想いがあり、社内に持ち帰って共有・検討することとなりました。
そこには、従業員との信頼関係や、“共に歩む”という強い姿勢が感じられました。
また、将来の数値シミュレーションでは、現状のまま推移した場合に起こり得る経営リスクを可視化。その上で、理想像を軸にしつつも、実現可能性をしっかりと加味した第一案の計画を立案されました。
若くして会社の未来を真剣に見据え、家族・従業員・取引先といったステークホルダーとの関係を大切にしながら、自社で具体的な行動計画を立て、今後PDCAサイクルを実行していく意思を明確にされたことは、非常に印象的でした。
今回、専務の思いと数字の接点が見えた2日間であったと感じられました。

サービスのご案内
弊社では、あんしん経営実現をサポートするサービスを提供しています。
将軍の日 ・・・ 中期5ヶ年計画立案セミナー
MAS監査 ・・・ 目標達成に向けた数値計画・行動計画の管理を支援する経営サポート
皆様の経営にお役に立てるサービスですので、お気軽にご相談ください。